発達障害"グレーゾーン"を生き抜く

発達障害・ADHDで悩んだ経験と試行錯誤しながらゆるりと生き抜いてきた方法を紹介します。

親知らずの抜歯で1週間の入院。1度に5本の歯を抜きました。

親知らずを抜歯しました。
10年以上ほっといていましたが、32才の秋、ついに手術の決意をしました。
親知らずとしてはレアケースの「全身麻酔」で行いましたので、お伝えします。
 

症状

まずは症状です。
24才の時に、歯医者に行ったときにレントゲンを撮られ発覚しました。
僕の場合は、歯茎に埋まって横向きに生えている親知らずが、なんと上下左右1本ずつあるという悲劇でした。
大学病院を紹介するとは言われましたが、痛みや違和感もなく、手術という言葉が怖かったため、丁重にお断りしました。
幸い、虫歯はできにくい体質のため、その後、歯医者にはいかなかったのですが、何年か経ち、あることに気づきました、、。
あれ、、歯並びが変わっている。。
右上の奥歯が外側に大きくはみ出す形で歯並びが変わっていました。
慌てて歯医者さんに行き、見てもらうと、やはり、横向きの親知らずに押し出されている、とのこと。
そして、1本の歯が頬骨に近いので、抜く際に、頬骨がボキッといく可能性があると言われました、、
また、加齢により、歯茎の治りが悪くなるので、今の内にした方がよい。との説明をされたので、諦めて大学病院に紹介状を書いてもらいました。
 

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大学病院での診察

リスクの説明をされました。最悪のパターンを話してくれていると思うのですが、過去の症例をポロポロと聞かされると気分が悪くなってしまいます。骨が欠けて鼻と口がつながってしまう、とか、支えがなくなり別の歯が抜けてしまう、とか、、
「部分麻酔で何回に分けてやるか、全身麻酔で1回でやるか、決めてください。」と言われ、1回でやると伝えました。
 

1.検査

全身麻酔のため、検査を2回受けました。
手術の1か月前に心電図などの検査と、3週間前に麻酔科の問診を受けました。
私の場合は、心電図検査にひっかかり精密再検査となりました。
最初の診療を合わせて、費用も1万円を超えました、、。
また、CTの結果により、奥歯の他にも、前歯に隠れた1本があったようで、それも抜くことになりました。
1度に5本、口がズタズタになるなあ、、
 

2.入院

入院にあたっては、着替と衛生用品、スリッパなど、必要なものを揃えて行きました。
便利なものとしては、延長コードと、コードをまとめるマジックテープです
動けないので、携帯の充電器などをベットに固定するために便利です。
前日のお昼に入院手続きを行いました。
手術の際には、限度額認定証を事前に用意すると支払が少なくて済みますので、加入している健康保険組合に連絡しておきましょう。忘れた場合は、後日申請の、高額療養制度の手続きが必要になります。ご注意を。。
 

3.手術前日

前日には、軽い検査と手術の説明を受けました。担当医と手術担当の看護師の方、それぞれから説明を受けました。
当日の朝に38℃の熱があれば、中止になるので、気を付けてください。と言われました。
夕ご飯は、軽い食事と、500mlのジュースでした。また、夕ご飯から手術までは食事がとれないので、明日の朝に飲むスポーツドリンクも出てきました。
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4.手術

朝、6時30分までに飲み物を飲み、8時30分にお迎えです。手術着に着替え、待っていると、看護師さんが迎えに来ました。
「ご気分は大丈夫ですか?」、緊張している旨を伝えます。
手術室に行くと、「不安なことはないですか?」と聞かれます。
正直、怖いです。。と伝えます。なるようになるしかないですが、、
 
手術台に寝転がり、マスクをつけると、意識がなくなりました。。
 
起こされました。ボーっとしてベッドに寝ています。
車酔いのような気持ち悪さがありますが、病室まで、エレベーターを使用して寝たまま移動しました。
その後、病室のベッドに「せーの」で移されました。
 
麻酔のおかげで痛みはないですが、口が動かないのと、股間の管が気持ちわるい、、、
付き添いがいると、先生から手術の結果説明が聞けたそうです。
母が来ていましたが、いろいろとバタバタしている時期でしたので、そんな時間もなく、無事終わった事を確認すると、帰っていきました。
 

5.手術後

何時間か経つと、意識もハッキリしてきました。
やはり股間の管が気持ち悪いので、抜いてもらえないかと相談すると、歩行テスト後に抜いてもらいました。痛いっ!
麻酔が切れると、とんでもない痛みが襲ってきました。
痛み止めを飲みましたが、すぐには治まらず、、
夕食(流動食のようなもの)も出ましたが、痛みのため、半分ほどしか食べれませんでした。
トイレで小をするも、管が入っていた影響か、非常に痛い、、
口の痛みもそうですが、トイレにいくのも怖かったです。。
 

6.手術翌日

翌日には、相変わらず痛みは強いですが、痛み止めが効いている間は、なんとか動くこともできます。
ただ、痛み止めは6時間に1回しか飲めないので、飲めるようになる1時間前から、効き目が出る30分間くらいはかなり痛かったです。。
食事は流動食ですが、食べることができるようになりました。
体を動かすと、傷に響くのでじっとしていました。
1日2回の抗生剤の点滴の為、右手には、針が刺さっています。
 

7.手術2日目から退院(4日目)

時間が経つにつれ、痛みも少しづつですが、治まってきました。痛み止めの量を減らしても良いと言われましたが、怖くて減らせず、、
顔は手術3日目をピークに腫れるそうで、だんだん腫れて、だんだん治まっていきました。
体は健康そのものなので、いろいろと動きたかったですが、やはり傷が響くのと、右手に針が入っているので、あまり動くこともできず、、
抗生剤は結局退院の朝まであったので、右手の針を抜くのが退院ギリギリになり、片付けに少しバタバタしました。
 

8.費用

費用としては、総額30万円ほど。限度額申請をしていたので、支払額は10万ちょっとでした。
僕の場合は、医療保険の保険金も出たので、手術前には保険に入ることをオススメします。
(※保険の内容や、手術によっては請求対象にならないこともあるので、要確認ください。)
 

感想

1度に5本も抜くのは珍しいと思います。
それにしても痛かった。。
とりあえず、10年間気がかりだったことが解決したので良かったです。
親知らずがない方がうらやましい。。