発達障害"グレーゾーン"を生き抜く

発達障害・ADHDで悩んだ経験と試行錯誤しながらゆるりと生き抜いてきた方法を紹介します。

ストラテラ 服用量を減量。40mg→25mgへ【大人の発達障害】

発達障害の薬、ストラテラの容量を減量しました。

理由としては、

①副作用が大きかったため

②休日に服用したくなかったため、です。

 

この薬は、一度服用をやめると、副作用が強く出てしまいます。

特に、倦怠感、頭痛、ほてり、排尿障害などでした。

 

また、薬を飲みだしてから、自分の意識や考え方が変わりました。

良いこともありましたが、悪いこともあり、

特に、利己的な考えや自己主張が強くなってしまうことから、これを家庭に持ち込むのはあまり良くないと考えたためです。

 

もちろん、良かった点も多かったです。

自分が劣る点としては、

①短期記憶が弱い

②脳内で感情が一杯になって、行動を起こせなくなる

マルチタスクができない、3点です。

 

具体的に言うと、仕事を行う上で、特に苦手だったのが、電話対応です。

電話中、電話後に話した内容を忘れてしまう。

相手の名前を思い出せない。

なのに、メモを取るのも忘れる。

また、相手の名前が聞き取れない時に、普通の方だと聞き返すと思いますが、

「相手に悪いな」とか、「この失敗、前もしたな~」など考えて、

最終的には、「自分はなんてできない奴なんだ」と自己嫌悪に陥ります。

それが頭の中で一杯になり、話の内容が入ってこなかったり、聞き返すのを忘れてしまったりします。

マルチタスクに関してですが、電話を聞く。で一杯一杯でした。

メモを取れば良い、とはわかるし、メモ用紙もたくさん用いしているのですが、実際に実際に電話中がかかれば、電話に集中し、手が動かない。

メモの内容もめちゃくちゃでした。自分の相槌なんかをメモします。「そのようにさせてください」とかがメモ用紙に残ってます。。

 

こんな症状が劇的に改善しました。

電話しながら、頭の中で内容を整理できるし、電話を受けながら、メモも取れます。変なメモも減りました。

また、相手の名前が聞きとれなくても、「ちゃんとはっきりしゃべれよ」みたいな考えに代わりました。

また、感情と行動の切り離しができるようになり、落ち着いて対応ができるようになりました。

 

今までできなかったことは、僕にとっては普通でした。それが、薬を飲んでみて、この症状が「多くの人の普通とは違う」という事が分かりました。

これは薬を飲んでよかった。と心底思いました。

ドーピングもそうですが、薬の効果でも、一度能力を高めて感覚をつかんだら、その感覚に到達させることは、容易なのだそうです。

僕も、薬によって集中力を高め、普通の人の仕事の進め方、というのが分かったので、薬がなくてもある程度その感覚が掴めるようになりました。

そのため、薬の容量を減らしても大丈夫かなと思いました。

 

そのお話しを先生にして、土日は薬を服用せず、容量を減らしていくという提案をいただき、少し試すつもりで、減量に至りました。

 

また、今回、医療費の自己負担の一部を自治体が負担してくれる「自立支援制度」についても、診断書を書いてもらったので、市役所に行き、申込を行ってみます。